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6畳の図書室

『北海道をつくる 平成の開拓使』

『北海道をつくる 平成の開拓使』(産経新聞経済部編著;ライフ社)
図書館でみつけた本。
離れてずいぶんと経つが,高校まで過ごした故郷はやはり気になる。
北海道は国の政策,資金で開発が進められきたため,親方日の丸の意識があり,依存心が強いというのは,なんとなく知っているという程度の理解だったが,この本のおかげでもう少しちゃんと理解できた。
かつて,北海道のキャッチフレーズ(?)が「試される大地」に決まったとき,地元のあるラジオ番組でパーソナリティが「『試される』では受身じゃないか。せめて『試したい』だろ」というツッコミを入れていたが,改めて的確なツッコミであったと思う。

この本では,産業の発展のため,北海道が見習うべき国としてフィンランドが挙げられている。最近,教育の分野ではPISAでトップの成績だったフィンランドが話題になっているが,これもフィンランドのさまざまな業界での努力が,結果的に教育の分野での成功を生んだということであって,教育政策だけを見ても仕方ないのかもしれない。
by h-asa78 | 2006-03-05 22:35 |
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読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。

by h-asa78