『授業づくりで変える高校の教室4理科』(川勝博編著)
仕事柄,普段は,どうしても教える内容から,教材から教育を考えてしまう。
本来は,人間教育の視点をもちながら,教科教育を捉えるべきだと思うが,いつの間にか「人間」が抜けてしまう。
この本の実践は,非常に人間的である。
内容は,3人の教師による実践報告。印象に残った話を。
・生徒の意欲がないわけではない。意欲を形にする方法を知らないだけ。
・生徒の知りたいことが教科書に載っていない。生徒はそれががまんできないだけ。科学が嫌いなわけではない。
・子どもは遊びと学びが好き。
・高校生の,高校でやりたいことの1位は,進学校でなくとも,勉強。