6畳の図書室

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『仏教の大意』

『仏教の大意』(鈴木大拙著;法蔵館)
仏教の世界観について解説されている,と理解すればよいか。
平易に書かれているはずだが,内容を理解しようと思うと難解。いや,そもそもこの本全体で解説されている「無分別の分別」というものは,理解しようとしてできるものではなく,いわゆる悟りの境地に達しないとどうにもならないのだろう。

仏教では,世界を,分別を越えた視点(この辺がすでに理解不能)でとらえるため,科学の世界観と矛盾するとかそういう次元ではないらしい。そもそも矛盾という発想自体が,分別の世界にとどまった発想らしい。

こういう,まったく違う世界観の話は,常識が揺さぶられて,理解できないなりにも刺激的。
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by h-asa78 | 2008-01-15 01:31 |

『科学ジャーナリストの手法』

『科学ジャーナリストの手法』(日本科学技術ジャーナリスト会議編;化学同人)
科学ジャーナリスト。科学を伝えるという点では,自分の仕事に共通する部分も多いと思い,購入。

専門家との距離のとり方の話は面白い。たしかに,研究者の中には報道が自分の研究を宣伝してくれると錯覚している人がいるように感じる。
以前,ある研究所の集まりで,教育利用についての担当者が,「広報と教育普及は違う」という当たり前の話を,研究者たちにしていた(しなければならなかった)のを思い出した。

実際には,科学ジャーナリストには,研究成果を単にわかりやすく説明するだけでなく,社会への影響など読者にとってどういう意味をもつ研究かという視点があり,そこがジャーナリストらしいところである。
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by h-asa78 | 2008-01-13 00:36 |

『数と量の出会い』

『数と量の出会い』(志賀浩二著;紀伊国屋書店)
大人のための数学,というシリーズの第1巻。
同様の企画意図の本はよく見かける。
しかし,中高の数学の内容を図解で「わかりやすそう」に見せているだけだったり,確率やトポロジー,パズルなど,中高の数学ではあまりやられていないものを説明するばかりだったりである。
前者は学校数学の基本事項の復習に過ぎず,大人が学んで本当に数学として面白いのかと思う。
後者は単に面白いネタを切り出しただけであり,学校数学への印象を変えることはない。
#「この本の数学は面白いが,学校の数学はつまらない」となりそう。

それに対して,このシリーズは,数学を正面からとらえ,大人の教養として再構成している。著者曰く,「数学を心から味わえる本を書こう」と。
これはなかなか難しい作業に思えるが,本書はかなり成功していると思う。
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by h-asa78 | 2008-01-13 00:24 |

『まぜこぜを科学する』

『まぜこぜを科学する』(高木隆司著;裳華房)
乱流,カオス,フラクタルの話。
タイトル通り,なぜ「まぜこぜにできるのか」という話。
渦がどのようにできるか,渦の中に小さな渦ができてそこにさらに小さな渦ができて・・・しかし,それだけでは「まぜこぜ」にはならないということで,拡散の話が出てきて。
まぜこぜだけでも,奥が深い。

最後の章では「流れの芸術」ということで,さまざまな絵画について,渦の表現などからのコメントが加えられているが・・・この章はちょっと無理がある気がする。
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by h-asa78 | 2008-01-12 23:53 |

『あなたはコンピュータを理解していますか?』

『あなたはコンピュータを理解していますか?』(梅津信幸著;ソフトバンククリエイティブ株式会社)
今年は,コンピュータの勉強をしたいと思う。ということで,早速読んでみた。
「コンピュータを根っこの部分から理解」ということで,データと情報の違いや,参照の局所性などが解説されているが・・・わかりやすくするため,比喩が多用されている。ただ,比喩で示したい考え方はわかるのだが,それがコンピュータの何の説明のための比喩なのか,焦点がぼけてしまっている気はする。
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by h-asa78 | 2008-01-12 23:46 |

『ネイチャーin新潟』

『ネイチャーin新潟』(五十嵐實著;新潟日報事業社)
新潟の自然についてのエッセイのような本。
地元の新聞に掲載されていたものをまとめてある。
環境保護についての話題が多く,人間の生活と環境保護を両立させる方法について模索されている。

里山の維持や水田での生物の保護など,環境に人間が関与して保護するという主旨の主張が多い。
特に河川の保全に利用される「そだ」の技術をとりあげ,そだの原料を里山に産業として求めるという発想は,今後の環境保護を考える上でも大切だと思う。
また,新しくできたガラス張りの建物へ渡り鳥が激突する危険性の話などは,地元の人にとっては「あの建物が問題?」と,環境への問題を身近に考えるきっかけになるだろう。
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by h-asa78 | 2008-01-12 23:38 |

『富士山噴火』

『富士山噴火』(鎌田浩毅著;講談社)
タイトルは富士山だが,火山噴出物のそれぞれを,実際の噴火の事例をおさえながら解説されていて,噴火とは何かという一般論が学べる。
水で簡単に洗い流せない火山灰,高速で流れて街を破壊する火砕流,噴火後も発生する泥流。
図や興味深い写真が多いのも良い。
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by h-asa78 | 2008-01-12 23:27 |



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。
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