6畳の図書室

<   2008年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

『【新釈】走れメロス他四篇』

『【新釈】走れメロス他四篇』(森見登美彦著;祥伝社)
走れメロスや山月記など近代の名作を,現代の京都のある大学を舞台の話に書き換えたもの。
ただし,ごく一部に原型がとどめられているに過ぎない。
元の名作のファンは読まないほうが良いぐらいのアホっぽさ。
#「桜の森の満開の下」「百物語」は,それほどアホでもないが。
たとえば,「走れメロス」の主人公に課せられる「刑」は,「ブリーフ一丁でステージで踊る」である。友を身代わりにするが,主人公も友も約束を守らないことに友情を見出すというゆがんだ展開。

『夜は短し歩けよ乙女』と世界を共有しているところが,読む側としては楽しい。
[PR]
by h-asa78 | 2008-06-22 23:05 |

『逆転現象が起きる理科発問づくりのコツ』

『逆転現象が起きる理科発問づくりのコツ』(小林幸雄著;明治図書)
「できる子」が間違い,「できない子」が正解するのが,この本でいう「逆転現象」。
タイトルは「発問づくりのコツ」だが,理詰めでは逆転現象が起きるような発問は思いつかないとも書かれているので,タイトルは気にしないほうが良さそう。

ただし,逆転現象が起きる発問の共通点として挙げられている3つが興味深い。
・二者択一を迫る
・子どもの認識傾向をつかみ「意表をつく」
・「内部情報」と「新しい刺激」の接点をつく
この3つは,意識しておくと良さそうだ。
[PR]
by h-asa78 | 2008-06-22 22:51 |

『数学の考え方いろいろ・類推と比例式・・・』

『数学の考え方いろいろ・類推と比例式・・・』(草場公邦著;遊星社)
普段行う思考を,数学の考え方と対比させていく。
数学の結論ではなく考え方,論理をつかむのに良い本。
たとえば,さまざまな存在定理について,鉱山を探すのにたとえながら,「(答えを)探すことが決して無駄ではないことが保証される」と説明したり,続けて出される2つの命令を1つにまとめることを演算として,「社長命令の群」を群の例にしたり(命令の順番が大事な場合は非可換群になる)。
演算に閉じているということを,その集合の中で演算できる「信頼」「安心感」という表現で説明するのも面白い。
数学の解説というよりも数学を語っているといった本であった。

数学の内容としては大学教養程度なので,理系に進学する高校生が難しいところを飛ばしながら読むのにちょうど良いと思われる。
中学・高校レベルの数学で,このような本ができると良いのだが。
[PR]
by h-asa78 | 2008-06-22 22:37 |



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。
カテゴリ
全体

その他
未分類
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
Free downloa..
from Free downloads.
Hurricane ir..
from Hurricane iren..
Piss cunt.
from Piss cunt.
Butalbital n..
from Butalbital no ..
Buy valtrex.
from Buy valtrex.
Phentermine ..
from Phentermine no..
Percocet no ..
from No prescriptio..
Tramadol pre..
from Tramadol non p..
Azithromycin..
from Azithromycin.
Lipitor and ..
from Generic substi..
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧