6畳の図書室

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『理性の限界』

『理性の限界』(高橋昌一郎著;講談社)
選択の限界,科学の限界,知識の限界の3つに分けて,さまざまな分野の専門家+読者の代わりと思われる会社員・大学生が議論していく,というつくり。
どことなく,以前読んだ『世界の宗教 どの教えが優れているのか?』を思い出させる。
#そもそも対話形式の本は珍しくはないのだろうけど。
ただ,脱線というか余計な発言が多いという印象。「カント主義者」の扱いなど,著者がカントを嫌いなだけでは?と思ってしまう。

・選択の限界
多数決で民意が反映されるとは限らないということを事例で紹介。
投票方式によっては,立候補者全員が当選を主張できるという「全員当選モデル」は面白い。
このモデルは極端にしても,実際にオリンピックの候補地選びや選挙で,民意を正確に反映しているのか疑われる事例があったというのは,恐ろしい話である。
とはいえ,この本に書かれているとおり,投票方式で望まれるリーダーのタイプが決められる,と考えると,これで良いのかもしれない。

・科学の限界
すでに知っている話が多いためか,少々違和感あり。
ほかの章も,その道の人から見ると,違和感があるのだろうか。
多世界解釈やファイヤアーベントの相対主義など,極端な話題を持ち出してくるよりも,観測の理論負荷性とか議論すべき話題があったと思うのだが。
「不確定性原理に関心がもたれないのは研究者に感受性が欠けているから」といったことも書かれているのだが・・・解釈問題が原理的に検証が困難,科学として研究しにくいからというのが実際のところだろう。

・知識の限界
ゲーデルの不完全性定理の話。
後半,たとえを用いて不完全性定理を説明しているのだが,よくわからなかった。
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by h-asa78 | 2008-07-21 20:01 |



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。
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