6畳の図書室

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『応用物理の最前線』

『応用物理の最前線』(早稲田大学理工学部応用物理学科著;講談社)
早稲田大学理工学部応用物理学科の研究室でされている研究の紹介を通して,応用物理の今を紹介。こういう最先端の話題をまとめた本というのは,「こんなこともできそうなのか」という夢がある。
テーマによって書き手が違うため,あたりはずれがあるような気はするが・・・全体としては面白い。
量子コンピュータを使った因数分解にすでに成功した,五目並べは先手必勝のプログラムが完成しているなど,「もうそこまでできているのか」と思ってしまう。

書きっぷりとしては,後半の熱電発電とロボットの話が,素人にもわかるまとめかたで面白く読めた。
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by h-asa78 | 2009-01-25 13:43 |

『美女と竹林』

『美女と竹林』(森見登美彦著;光文社)
森見氏の随筆集・・・らしいのだが,随筆の形をとった小説という気がしないでもない。
帯にも「虚実いりまぜて」とあるぐらいなので,かなりの部分が机上の話なのだろう。
一冊丸ごと,竹林ネタで,なんだか無茶苦茶だなあと感じる部分もある。とはいえ,中身というよりも文章の面白さを楽しむ自分のようなファンには,面白い。(一般受けはしなさそう。)
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by h-asa78 | 2009-01-23 23:56 |

『四畳半神話大系』

『四畳半神話大系』(森見登美彦著;角川書店)
「もしあのとき別の選択をしていたら」
冴えない大学生活を送る主人公が別の選択をしていた場合,どのような学生生活を送っていたか?4つの並行世界を描く。
4つの並行世界がうまく重なり合いながら,話が進んでいく。よくこんな話をつくるなあと思う。
学生時代に住んでいたところが舞台なので,知っている場所が出てきて楽しめる。
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by h-asa78 | 2009-01-04 23:22 |

『マルチメディアと教育』

『マルチメディアと教育』(佐伯胖著;太郎治郎社)
1999年の本。
「今後,パソコンとインターネットが学校へ普及していく」ということが盛んに言われていた時期に,そのような道具の安易な利用を批判する,という主旨のようで,今読むと少し温度差は感じる。
#危惧するほどには,学校現場に浸透していない。
とはいえ,子どもにとって学びとは?わかるとは?ということを問うことなく,「パソコンを利用したから良い実践」とする一部の道具先行の風潮への批判は,今も有効だろう。
後半は,「道具」を一般化して教え方・やり方が先行して権威のようになっているという批判。具体的には数教協のタイルに関する議論。佐伯氏と数教協メンバーが雑誌上で展開した議論が掲載されているのだが・・・若干かみ合っていない印象。

パソコン・インターネットとタイルを結びつけたあとがきが,この本の要点をうまくまとめていると思う。
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by h-asa78 | 2009-01-03 23:50 |

『絶対わかる有機化学』

『絶対わかる有機化学』(齋藤勝裕著;講談社)
大学の化学の本,だが,標準的な教科書と比べるとかなり簡単だろうと思う。

タイトル通り,図が豊富でかなりわかりやすい本。
1つ1つの反応について,電子の移動・電荷の偏りを説明しながらというのが,非常に丁寧。
逆に,この辺りの話に触れずに次々に反応を学習する高校化学は,なんともわかりにくい,と思う。
#といって,この辺りの話をすべての高校生が理解すべき,となると,さらに難解になるのだが。
シリーズで,化学のほかの分野もある。機会を見て読んでいこう。
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by h-asa78 | 2009-01-03 20:32 |

『原点からの化学 化学の発想法』

『原点からの化学 化学の発想法』(石川正明著;駿台文庫)
分類するなら高校化学の参考書ということになるか。
しかし,高校化学を少し上から眺めたような書き方で大学の化学といった方が正確かもしれない。
一度読んで頭に入るわけではないが,高校化学をここまで整理して理解できるということを知っておくのは良いことだと思う。
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by h-asa78 | 2009-01-02 15:19 |

『江戸の天文学者星空を翔ける』

『江戸の天文学者星空を翔ける』(中村士著;技術評論社)
特に理由もないのであるが,地球が丸いことと地動説が,日本ではいつから知られていたのだろうというのが,気になっていた。
この本は,日本の天文学史について,特に望遠鏡などの観測機器,そして人物に焦点をあててまとめている。
天体観測を行っていた徳川吉宗,緯度1度を測定した伊能忠敬,天才的な技術力で反射望遠鏡をつくりあげて黒点の観察などを行った国友藤兵衛などの業績とその人となりを紹介。
著者の見解も混ぜながら,江戸時代の日本の天文学者が活き活きと描かれている。

ちなみに最初の疑問。
地球が丸いことは,16世紀末に宣教師により天動説とともに日本へ伝えられた。
地動説は,18世紀後半にオランダ通詞の本木仁太夫良永・志筑忠雄により紹介され,18世紀末から19世紀にかけて司馬江漢によって広められたらしい。
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by h-asa78 | 2009-01-02 02:48 |

『小森型理科の授業1 「理科は感動だ!」~子どもたちを理科好きに~』

『小森型理科の授業1 「理科は感動だ!」~子どもたちを理科好きに~』(小森栄治著;明治図書)
著者が過去に月刊誌等に書いた文章を再編集したもの。シリーズになるようだ。
著者は,教えた子どもの98%の理科が好きと答える,驚異的な実践をしてきた。それもやさしい授業・おもしろおかしい授業だから,というわけではない。「理科は難しいけど(難しいから)おもしろい」という感想である。
そのような授業を行うための著者の工夫の一部。
・ドラム缶つぶしやカエルの解剖など,感動する観察・実験を用意。
・通常の授業も,教科書の写真を見せるのではなく,実物を見せる。体で感じさせる。
・身近なものを利用。
・理科室の整備。著者いわく「来るだけでワクワクするような,理科の雰囲気に満ちた理科室」。
 生徒のレポート・科学関係のポスターの掲示,科学雑誌・ビデオ,科学館のような展示など。
・予想外の結果が起こり,逆転現象(「できる子」が間違え,「できない子」が正解する)の起こるような発問。そして考察。
・教える側が楽しそうに。教える側が理科好きになり,最新情報にも気を配る。
・「合格」のゴム印。中学3年生になってもうれしいもの(「検」ではなく「合格」というプラスの評価が良い)。

いつか,この著者の授業を見学したいと思っていたが,現場を離れてしまい,願いはかなわなくなってしまった。残念。
先生方を育てるために,「理科教育コンサルタント」なる仕事を始めたとのこと。
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by h-asa78 | 2009-01-01 17:52 |



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。
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