6畳の図書室

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『ベンジャミン・バトン』

『ベンジャミン・バトン』(スコット・フィッツジェラルド著・都甲幸治訳;イーストプレス)
映画館で購入。ただし,別にこの映画を観たわけではない。
映画は,長い原作を圧縮したものばかりと思っていたが,この話は原作の方がずっと短くあっさりしているようだ。映画は観ていないが,原作にない要素がずいぶんと入っているのではないかと思う。

ストーリーは,ひと言で言えば荒唐無稽。年をとった状態で生まれ,どんどん若返る主人公ベンジャミン・バトン。「老けて見える」ではなく,考え方や体つきなども本当に年をとっている。それが若返る。
常識からかけ離れた年のとり方に振り回される周りと本人。「それでも,人生は素晴らしい」というのが映画のCMだが,そういうメッセージのあるお話ではなく,普通の娯楽小説ではないかと思う。訳者のあとがきに,SFや児童文学として,と書かれているが,その通りだと思う。
「ただ年のとり方を変えるだけで(!)栄光も何もうたかたの夢のごとく」,そんな話。
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by h-asa78 | 2009-02-26 22:54 |

『オンリーワンを求めて』

『オンリーワンを求めて』(滝澤昇・佐藤幸子編;近代科学社)
サブタイトルは「科学を選んだ先輩からのメッセージ」。
中高生向けに,研究者による研究分野についての説明,今の社会との関わり,研究者がその研究を選んだ経緯などを話していくというもの。帯に「進路選択のヒント」と書かれているが,まさしくそのような内容。

それぞれのメッセージは数ページずつ,それも平易な説明。
個々の研究内容についての突っ込んだ説明は避けられ,その研究の意義や着眼の仕方などに力点が置かれ,その分野全体への案内になっている。「最先端の研究を紹介」という意図の本ではないので,それで良いと思う。また,たくさんの研究者が書いている割に,その辺りの企画意図にぶれが感じられないというのも,よくできた本だと思う。

難点は,脚注の使い方がうまくないのと誤字脱字の多いところか。そこがちょっと惜しい。
でも全体としては良い本。
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by h-asa78 | 2009-02-23 00:38 |

『ミクロにひそむ不思議』

『ミクロにひそむ不思議』(牛木辰男・甲賀大輔著;岩波書店)
主に植物や虫,人体の電子顕微鏡写真を豊富に収録。
ほとんどの写真が,この本のために撮影しなおしたとのこと。
言葉やイラストでしか知らなかったものが,ちゃんと写真で見られるというのはすばらしい。
ミトコンドリアは意外に細長かった。
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by h-asa78 | 2009-02-17 23:08 |

『カラー版 宇宙に行くニャ!』

『カラー版 宇宙に行くニャ!』(山田ふしぎ著;岩波書店)
猫をナビゲーターにした宇宙についての学習漫画。
新書で漫画ということで,どうにもページが足りていない。「宇宙」をテーマにしていながら,太陽系からも出られないというのは,少々期待はずれ。
ただし,扱われているそれぞれの話題については,関連する簡単な実験を紹介したり,面白い写真を掲載していて,よくできている。
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by h-asa78 | 2009-02-15 23:02 |

『フィールドの基礎化学』

『フィールドの基礎化学』(水野直治・水野隆文共著,産業図書)
高校~大学1年生程度の化学を豊富な活用例を挙げて解説。
土壌や植物の化学など,農学系の話題が多いが,それだけというわけではなく,豊富な話題が面白い。たぶん,土壌についての基礎知識があれば,もっと楽しめるのだろう。
最近の研究をフォローしているのも良い。
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by h-asa78 | 2009-02-09 01:30 |

『物理のトビラをたたこう』

『物理のトビラをたたこう』(阿部龍蔵著;岩波書店)
阿部龍蔵といえば,大学物理のテキストで学生時代にお世話になった。その人による岩波ジュニア新書ということで,興味がわいた。
内容は,中学高校レベルの物理を話題にした読み物。数式が出てくるわけではなく,あくまでも縦書きの読み物として,身近な話題を枕にしながら,物理の内容へとしっかりとつながっていき,さすがと思わせる。
霧雨からミリカンの油滴の実験,アインシュタインの知恩院でのエピソード(鐘の下に入って音波の干渉を確認した),日本刀から熱放射,など,自分もこのような科学読み物を書けるようになれば,と思う。
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by h-asa78 | 2009-02-07 23:30 |

『なぜ、めい王星は惑星じゃないの?』

『なぜ、めい王星は惑星じゃないの?』(布施哲治著;くもん出版)
サブタイトル「科学の進歩は宇宙の当たり前をかえていく」
青少年読書感想文全国コンクール課題図書。
惑星の発見の歴史から冥王星が準惑星になるまで。太陽系の見方がどのように変わってきたか,天文学の用語を使うことをうまく避けながら説明している。たしかに良い読み物。
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by h-asa78 | 2009-02-01 13:08 |



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。
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