6畳の図書室

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『エントロピーのおはなし』

『エントロピーのおはなし』(青柳忠克著;日本規格協会)
おはなし科学・技術シリーズは,比較的平易な表現でありながら,狭く深く掘り下げてくれるイメージがあるのだが,この本は例が豊富に挙げられているため,あまり深くはない。そのため,エントロピーについてもう少し深く知りたいと思って買った自分には,今ひとつ物足りない。あまり発見がない。
面白かったのは,シュレーディンガーの,食べることは負のエントロピーを体内に入れることという考え方ぐらい。

情報のエントロピーの話が前半を占めているのが特徴。何も知らない人にとっては,熱力学的な話から始めるよりも身近だろうという発想らしいのだが・・・自分にはあまり興味をもてない話題だったので,ちょっと読みにくかった。そもそも情報をエントロピーで理解するメリットがよくわからず。ここを楽しめれば,物足りないという感想にはならなかったのだろうが。
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by h-asa78 | 2009-05-24 11:55 |

『ホルモー六景』

『ホルモー六景』(万城目学著;角川書店)
一人称で展開する『鴨川ホルモー』では語られなかった6つのエピソード。
『鴨川ホルモー』と同時期の話題,昔のホルモー,その後のホルモー,他の地域のホルモーなど,『鴨川ホルモー』の世界をより深く理解できる・・・理解して得るものもないが。
バラバラなエピソードのようで,少しずつエピソード間のつながりが見えるのは,遊び心か。続編もありそうだと思わせる。
遊び心と言えば,ケーニヒスベルクの橋の問題が京都の橋にアレンジされているのが唐突ながらも面白い。
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by h-asa78 | 2009-05-24 00:20 |

『クリーンエネルギー社会のおはなし』

『クリーンエネルギー社会のおはなし』(吉田邦夫著;日本規格協会)
クリーンエネルギーについて,おもに科学的・技術的な観点から解説。
といっても,ところどころ経済学の視点も入っており,クリーンエネルギー社会について総合的に考えるのに良い本だと思う。
石炭エネルギーでも発生する二酸化炭素を捕捉すれば,クリーンエネルギーになる。
コストが高いといわれる太陽光発電や風力発電も,装置が大量生産されれば,コストダウンできる。実際,日本の風力発電はほかの国と比較しても高コストになっているらしい。
現在がどうであれ,将来は技術的にカバーできることもある。
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by h-asa78 | 2009-05-22 22:54 |

『イヌ好きが気になる50の疑問』

『イヌ好きが気になる50の疑問』(吉田悦子著;ソフトバンククリエイティブ株式会社)
ペットについて,生物学の視点でまとめる機会があり,参考のために読んだ。
しかし,結局,ネコの話だけで原稿が埋まってしまったので,この本は活用できず。
内容的にはタイトル通り。イヌの雑学本と言えばそれまで。イヌが身近でない自分には,「疑問」に感じたことのない話ばかりで今ひとつ興味が続かなかった。
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by h-asa78 | 2009-05-11 00:02 |

『猫のなるほど不思議学』

『猫のなるほど不思議学』(岩崎るりは著・小山秀一監修;講談社)
ブリーダーでもある著者による,科学的な研究成果と経験を踏まえた「猫の科学書」。
実験室の猫に留まらない著者の経験を踏まえた豊富な実例が面白い。
話題豊富で猫好きとしてはとても楽しめる。

コラムにある,テント生活者の人々が捨て猫の世話をしているという話が,皮肉な話だと思う。
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by h-asa78 | 2009-05-06 02:52 |

『鴨川ホルモー』

『鴨川ホルモー』(万城目学著;角川書店)
話題になっているのを知っていながら,未読の本が多いので手を出すのを控えていた。しかし,せっかくの連休なので読んでみた。
話題になるだけあって,素直に楽しんで読めた。陰陽道を小道具に使いながら,ホルモーという謎の競技について深く考えなければ,(腐れ大学生の出てくる森見氏の小説と比べれば)爽やかな青春小説といって良いように思う。
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by h-asa78 | 2009-05-05 23:36 |

『地球と生きる「緑の化学」』

『地球と生きる「緑の化学」』(読売新聞科学部著;中央公論新社)
グリーンケミストリーをテーマに,新聞に連載されたものをもとに追加取材・加筆したもの。
1つ1つの話題が短く読みやすい。その代わり,理科的な解説はあまり深められてはいない(企業秘密で書けない部分もあるようだが)。

以下,面白そうな題材をメモ(もともとはそういう目的で始めたブログだった)。
・着色物質が反応しやすくなるように,レーザーを照射。これにより塩素を使わない漂白が可能に。
・中空の粒子でつくる洗剤。表面が溶けたときの溶解熱で中空部分の空気が膨張して粒子が崩れ,溶けやすくなる。これにより,節水・短時間での洗濯が可能に。
・マイクロ化学。短時間で反応が完了する。少量の生産が可能になるのでオーダーメードで無駄のない生産ができる。化学反応の集積回路もつくられている。
・マイクロ波により,短時間・高効率での反応が可能。ただし,原理はまだよくわからず。
・フェノールの製造法。パラジウムによってできるOHラジカルとベンゼンを反応させてフェノールをつくる。クメン法よりも小さな設備でつくることができる。
・感熱紙はロイコ染料と顕色剤が結合して発色する。温度によって結合が切れるようにできれば,書き換えが可能になる。
・二酸化炭素とメタンからカーボンナノファイバーを製造。
・石炭灰からゼオライトを製造。
・無鉛はんだは,鉛はんだより高温が必要になる。環境への影響と考えたときに,どっちが良いかは自明ではない。
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by h-asa78 | 2009-05-05 01:48 |

『授業に生かす!理科教育法 中学・高等学校編』

『授業に生かす!理科教育法 中学・高等学校編』(左巻健男・内村浩編著;東京書籍)
大学の理科教育法のテキスト。
一冊に,具体的な実践例,心理学の理論,指導案の書き方,理科教育の歴史などがまとめられた本。
具体的な説明が多くてわかりやすい。
単なる好みもあるが,探究活動の自由度の話が面白かった。同じテーマでも,問題設定の仕方で奥行きが変わっていく。相手に応じて,この辺りの調整をしていくと良いのだろう。
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by h-asa78 | 2009-05-04 12:28 |

『インフルエンザ危機』

『インフルエンザ危機』(河岡義裕著;集英社)
インフルエンザの解説というよりも,著者のインフルエンザウイルスに関する研究生活のこれまでをまとめたものという感じ(著者自身があとがきで書いていること)。
したがって,インフルエンザについて系統的に整理されているわけではないが,ウイルス研究に必要な設備の話(日本では天然痘ウイルスやエボラウイルスを扱える研究施設はない)やウイルスの運び方(アメリカでは宅配業者も身元調査がされている)など,小話として面白そうな話がところどころに含まれている。

全体に非常に読みやすい。と思ったら,あとがきによると,著者へのインタビューをもとに,ライターが書いたものらしい。
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by h-asa78 | 2009-05-04 11:23 |

『デジタルカメラ「プロ」が教える写真術』

『デジタルカメラ「プロ」が教える写真術』(長谷川裕行著;講談社)
仕事で写真の撮影・補正を依頼する機会が多い。しかし,実際に相手がどのような作業をやっているのかについては,曖昧な理解のままずっときている。
本書は,デジカメによる撮影から画像補正,プリンタでの印刷(紙の選び方も含む)まで,全体の流れを具体的に解説したもの。実際の操作など詳しい説明はWebで公開されているらしい。
実際にPhotoshopなどをいじりながら,というわけではないので,読んで技術が身についたわけでもないが,依頼先や詳しい人が写真について話していたことが,少し理解しやすくなったはず。
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by h-asa78 | 2009-05-01 01:08 |



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。
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