6畳の図書室

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『「英語が使える日本人」は育つのか?』

『「英語が使える日本人」は育つのか?』(山田雄一郎・大津由紀雄・斎藤兆史著;岩波書店)
サブタイトルは「小学校英語から大学英語までを検証する」。
文科省による「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」への批判。
日本人全員(中学卒業時点)が日常的な挨拶や応対を英語でできる,というレベルを求めることが本当に意味あることなのか,そのために危機感を煽ることが適当なのか。
表面的な英会話の力を育てるために,小学校英語で英語の決まり文句を暗記させることにどれほどの意味があるのか。
それよりも,母語である日本語を利用して「ことばの力」を育てておいて,それを土台に英語力を育てるべき,というのが主張のよう。母語を使う力を利用することで,英語の学習もしやすくなると。

感覚的にはこの本の主張はよく共感できる。ただし,小学校英語の先行事例にそれほど肯定的な評価がないという指摘をしているわりに,本書の主張についても具体的な実践事例があまりないので,「英語教育の専門家」の提案としては,ちょっと物足りない。
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by h-asa78 | 2010-01-31 21:34 |

『鹿男あをによし』

『鹿男あをによし』(万城目学著;幻冬舎)
歴史ネタが盛り込まれ,面白かったが・・・大和杯の盛り上がり以降が少々長すぎるように感じた。
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by h-asa78 | 2010-01-05 23:52 |

『「教えて考えさせる授業」を創る』

『「教えて考えさせる授業」を創る』(市川伸一著;図書文化社)
1990年代のゆとり教育では「指導より支援」「子ども主体」「問題解決」をキーワードに,「教えずに考えさせる授業」が推奨されていた。しかし,実際には塾などで結論を知っている子ども,考えるに至らない子どもも多く,この方法で主体的に考えて問題解決できる子どもは限られる。さらにこの方法では高いレベルの内容まで進む余裕がなくなる。
実際には,知識なしで考えることはできない。そこで基礎的・基本的な内容をわかりやすく教えた上で,その先を考えさせるように授業を組み立てるというのが著者の提案。
提案といっても,特殊な提案ではなく,また,上記のゆとり教育時代の授業を全否定するものでもない。ただ,習得が必要な段階というのがあり,そこでは教えた上で考えさせるという授業が標準的であろうという,真っ当な話。
さらに,考えさせるといっても,習得内容をもとに自分で新たな問題を考えさせたり,これまでも教科書や問題集にあるような少し視点の違う問いを考えさせるといった感じで,この点でも特殊な提案ではない。
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by h-asa78 | 2010-01-05 00:22 |

『宇宙と素粒子30講』

『宇宙と素粒子30講』(戸田盛和著;朝倉書店)
理学部学部生向け程度の内容。教科書としてはそう難しくないはずだが,卒業してこの手の本を読む機会がなくなった自分には,結構な難易度。とはいえ,学生の頃のようにまじめには数式を見るのではなく,小説を読むようにあらすじをつかむことをゴールとして読めば,なんとなく読めるのではないかと思い,購入。

前半は一般相対性理論と宇宙論,後半は素粒子論,かなりきっぱりと分かれている。
各項目が短く,さらに数項目ずつでまとまっているので,途中で分からなくなっても,その先を読めるのが良い。
まあ,なんとなく読めたような気はするが。。。やはりブランクは大きい。
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by h-asa78 | 2010-01-04 23:59 |

『問題解決能力を育てる理科教育』

『問題解決能力を育てる理科教育』(小林辰至著;梓出版社)
サブタイトルは,「原体験から仮説設定まで」。
最近,原体験の重要さや仮説設定のための手法4QSが気になっていた。まさにそれにぴったりのテーマの本。
どのような原体験があるか,実験の整理,4QSの詳しい説明など,理科教育学っぽい1冊。
4QSの整理の仕方は,シンプルながら,考えやすい。かなり実用的ではないか。
また,個別の内容ではあるが,花のつくりについて,とにかく観察を重ねて帰納的に学習するよりも,一般的な知識を教えた上で観察した方が定着が良いという実践例は,(当たり前のような気もするが)重要な情報だと思う。

ただし,生徒のレポートについて,少ないデータから短絡的に結論を出しているのは良くないというような記述がある割に,本書において著者自身が1つの授業実践から結論を導き出しているというのは,どうかと思う。教育学ではまだ科学的な議論ができていない。。。
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by h-asa78 | 2010-01-04 22:50 |

『物理化学の基礎』

『物理化学の基礎』(P.W.Atkins・M.J.Clugston著;東京化学同人)
物理化学の教科書といえばアトキンス,というイメージがある。
といっても,イメージにある上下2巻の名著を通読するのは大変なので,偶然みつけた簡易版(?)を。小さめの字がつまっているので,簡易版でも重い印象はある。
内容は高校化学+α。わりとさらっとした解説でありながらも,高校化学で天下り的に扱われるような内容の背景にある理論や身近な話題とのつながり,歴史的な背景などもしっかりおさえられている。また,シンプルではあるが,イメージのつかみやすい図も多い。コンパクトでも良い本。
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by h-asa78 | 2010-01-02 20:58 |

『わかりやすく〈伝える〉技術』

『わかりやすく〈伝える〉技術』(池上彰著;講談社)
記者,ニュースキャスター,「週刊こどもニュース」,コメンテーター,このような経歴をもつ著者だから書ける「〈伝える〉技術」。
文章の組み立て方や図の作り方などは,ブルーバックスの『「分かりやすい○○」の技術』に似た部分も多い。ただ,この本では実際のプレゼンテーションに即した内容になっており,発声法などについても紹介されている。
また,久米宏,みのもんたが使う説明の技術についての分析も,著者ならではと思わされる。
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by h-asa78 | 2010-01-02 13:20 |



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。
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