6畳の図書室

『日本語作文術』

『日本語作文術 伝わる文章を書くために』(野内良三著;中央公論新社)
知人のすすめにより購入。
芸術的な名文ではなく,伝えたいことが伝わる,わかりやすい文章の書き方についての本。
語順の決め方,読点の使い方,「は」と「が」の使い分け,定型表現の活用,普段なんとなくやっていたことについてどのように気を配ればよいか,非常に参考になった。
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# by h-asa78 | 2010-09-22 23:47 |

『人物で語る化学入門』

『人物で語る化学入門』(竹内敬人著;岩波書店)
人物で語る,とあるが,基本的には化学の入門書。高校生の読み物にちょうどよいぐらいの内容。
話題の最後に,関係する化学者の生い立ちに簡単に触れられているのが「人物で語る」の部分のようだが,人物と化学の結びつきは今一つで,タイトルはちょっと合っていないように感じる。
ただ,日本人研究者の話題や超分子・ナノテクノロジーなど高校化学では扱われない最近の話題にも触れられているのは良い。また,話題豊富なはずなのに,コンパクトにまとまっているのも,多くの本を書いている著者の実力によるものだと思う。
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# by h-asa78 | 2010-09-21 23:49 |

『ペンギン・ハイウェイ』

『ペンギン・ハイウェイ』(森見登美彦著;角川書店)
長編ファンタジー,いやファンタジーというよりもSFか。
著者のこれまでの作品と違い,京都が舞台でも腐れ大学生が主人公でもない。
郊外の街の少年が主人公。そのため,子どもが主役の小説独特の空気もあり,一方でやはり森見作品と思わせる言葉もあり。
主人公憧れのそして謎の中心にいる「お姉さん」,主人公に適切なアドバイスをする「父」,へんてこな登場人物が走り回る森見作品では,こういうまともで登場人物が新鮮で魅力的に感じられる。

悪くはないのだが,これまでの森見作品を読んできた者にとっては,やはり京都か腐れ大学生の作品を読みたい。
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# by h-asa78 | 2010-09-21 23:39 |

『里山の自然をまもる』

『里山の自然をまもる』(石井実・植田邦彦・重松敏則著;築地書館)
『地球環境を映す鏡 南極の科学』と同様,仕事のネタ本として。
里山の様子,生態学,維持管理の実例。里山ってこういうところ,というのをつかむのに手頃な内容(だと思う。ほかに読んでいないので比較対象はないが)。理科的に言えば,遷移の途中段階を人為的に維持しているのが里山という理解になるだろうか。
天然記念物に指定された結果,生息に関する調査や生息環境を維持するための活動もしにくくなり,結果として天然記念物が絶滅していく,という話は,なんとも皮肉なことである。
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# by h-asa78 | 2010-09-21 00:53 |

『メンデル 遺伝の秘密を探して』

『メンデル 遺伝の秘密を探して』(エドワード・イーデルソン著・西田美緒子訳;大月書店)
仕事でメンデルについてちょっとした文章を書くことがあり。
ちょっとした文章のために1冊読むというのも効率の良くないやり方だが,知らない分野については敢えてそうすることが多い。

遺伝の法則で有名なメンデルだが,遺伝の法則が評価されたのは死後の話。では,生きている間はどうだったのか。
修道院では院長にまでなっていたらしい。
もちろん,学問への情熱も強く,研究分野は気象学やミツバチ(養蜂),花の品種改良など広い分野にわたる。
また,教壇にも立ち,同僚からも生徒からも慕われる人物だったようだ。
「遺伝の法則の発見者」としての今の評価ほどではないが,当時も地元では十分に評価され,幸せな一生だったのではないか。そう思うと少しほっとする。
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# by h-asa78 | 2010-09-20 23:40 |

『地球環境を映す鏡 南極の科学』

『地球環境を映す鏡 南極の科学』(神沼克伊著;講談社)
仕事のネタ本。結局ボツになったが。
南極研究の第一人者による南極解説本。著者の専門分野である地学的な話が中心ではあるが,南極観測の歴史や南極の生き物,南極での生活についても1つの章ができている。
南極を知るには非常に良い本。

南極の氷の下には湖があるらしい。そこには未知の生物,生態系が存在するかもしれない。
地球にもまだ未知の世界が残っている。
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# by h-asa78 | 2010-09-20 23:29 |

『電子書籍の衝撃』

『電子書籍の衝撃』(佐々木俊尚著;ディスカヴァー・トゥエンティワン)
先日,同業他社の人と話す機会があった。
電子書籍の話について,我々としては脅威であるという話になった。
しかし,脅威でもなんでも,キンドルやiPadは広がっていくであろう。早い遅いはあれ,流れが逆行することはないだろうし,それならその流れにどう乗るかを考えなければならないと思い,購入。

著者の主張は,読者との双方向性により読者の文脈に合った書籍ができ,それが購入されるようになるとのことだが・・・この予測が当たったとして,それは本当に読者にとって幸せなのだろうか。。。
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# by h-asa78 | 2010-05-30 21:18 |

『天地明察』

『天地明察』(冲方丁著;角川書店)
日本初・独自の暦をつくった渋川春海の話。
主人公はもちろん,出てくる人物ひとりひとりが魅力的に描かれている。
時代小説だがチャンバラが出てくるわけではない。算額や測量,星図,そして暦など,地味な話題が多いのだが,エンターテインメントとしてできあがっている。さすが本屋大賞受賞作。
関孝和との関係など,どこまでが事実なのかわからないが,小説なのでそこは面白ければ良いのだろう。
#amazonでの感想でも,この時代に地動説が浸透していたという記述に批判があった。
#著者は,地球の自転を地動説と混同したのだろうか。
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# by h-asa78 | 2010-05-30 11:46 |

『基礎学力を保障するノート指導 理科編』

『基礎学力を保障するノート指導 理科編』(甲本卓司監修・法則化サークルMAK-Science著,明治図書)
以前,地元の研究会で,ノート指導についての議論を行った。そのときの話と重複する部分もあったが・・・全体に内容がうすい。。。
結局,さまざまな実践事例が掲載されているものの,ノート指導に関する部分についてはどれも共通なので,「同じ話の繰り返し」という印象が残ってしまう。それが「法則」ということなのかもしれないが・・・。
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# by h-asa78 | 2010-05-30 11:30 |

『植物が地球をかえた!』

『植物が地球をかえた!』(葛西奈津子著・日本植物生理学会監修・日本光合成研究会協力;化学同人)
植物まるかじり叢書というシリーズ。
植物の研究者を取材し,植物研究の最前線を紹介する,というシリーズのようだ。日本植物生理学会による植物学の宣伝といった感じの企画。
といっても,書いているのはプロのサイエンスライター。研究者自身の紹介をしたり,研究者のことばを引用するような書き方など,新聞や雑誌のような書き方が読みやすくわかりやすい。高校生物の内容より高度な内容もあるが,そう感じさせずに「わかった気」にさせる。
内容は,進化,藻類,品種改良,地球環境のシミュレーションなど広い分野が扱われている。このシリーズはほかの巻も面白そうだ。

気になるのが・・・「セイタカアワダチソウにはアレロパシーを起こさないことが確認され」という記述。ほかの植物の生育を阻害する物質をもっていても,自然界でそれを発揮しているわけではないということのようだが・・・恐らく,日本の生物学の教科書では今も,アレロパシーといえばセイタカアワダチソウであろう。
実際,日本植物生理学会の「みんなのひろば」にも,「セイタカアワダチソウやニセアカシアなどの外来植物が強いアレロパシーをもっていて」という記述がある。
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=1238&category=keyword&b_id=&keyword=%83Z%83C%83^%83J%83A%83%8F%83_%83`%83\%83E
うーん・・・。
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# by h-asa78 | 2010-05-04 01:39 |



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。
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