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6畳の図書室

『宵山万華鏡』

『宵山万華鏡』(森見登美彦著;集英社)
森見氏の次女。
宵山に起こる,相互に関連した6つのエピソード。
正確には関連した3つのエピソードを,それぞれ別の視点から描いたといった構成になっている。
また,『太陽の塔』『夜は短し歩けよ乙女』とのつながりが見えてくるのも面白い。2つの話がここでつながるとは。ひょっとしたら,『有頂天家族』も?と想像してしまうが,そこははっきりとはせず。
そして最終話で狐につままれたような気分にさせられてしまう,いつも通りの不思議な展開。

この本は,内容だけでなく,カバーとカバーを外した表紙(表2・3含)の対比も面白い。
by h-asa78 | 2009-07-05 00:42 |
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読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。

by h-asa78