人気ブログランキング | 話題のタグを見る

6畳の図書室

『化学・意表を突かれる身近な疑問』

『化学・意表を突かれる身近な疑問』(日本化学会編;講談社)
ブルーバックス。80の「疑問」に,2ページ見開き(コラムは1ページ)で回答。
どの疑問も,「そう言えば,どうして?」と思わせるものばかりで,よく練られていると思った。
例を挙げると,
「昆布はなんでダシが海水に溶け出さないの?」
「炭は木の燃えカスみたいなのに,なんでまた燃えるの?」
「お酒を飲むとなんでラーメンを食べたくなるの?」
などなど。。。
まえがきによると,「疑問」を集めたのは講談社側らしい。編集者の努力が実を結んだのだと思う。
回答のほうも2ページ・親子の会話調という制限がありながら,よくまとめられていて,「なんとなくわかった気に」させてくれる。
もちろん,この制限がある以上,かなり省略されている部分もあるが,もともと完璧な説明を目指す本ではないのだろう。本の最後に,扱われた「疑問」とそれぞれに関係する用語をまとめているので,「あとは自分で勉強してください」ということか。

今日もまた,道端で会社の人に遭遇した。
相手の死角から声をかけたせいか,怪しいアンケートかなにかに思われたらしく,一瞬思い切りにらまれた。
by h-asa78 | 2006-02-12 19:32 |
<< 『身のまわりを”化学のメガネ”... 右脳 >>



読みっぱなしではなく,なんらかの記録を残そうと思いました。書評としてご覧ください。

by h-asa78